犬の鼻水がおかしいなと思ったら、実は病気のサインかも
ワンちゃんの鼻はちゃんと濡れているのが健康であるサインだとご存知の方も多いと思いますが、時には鼻水が病気のサインであることもあります。
今日は犬の鼻水から考えられる病気について詳しくご紹介します。
目次
犬の鼻水の正常と異常とは
鼻水の状態と色などで判断できます。
正常な鼻水とは、鼻の粘膜を守るために適度な鼻水が分泌されて必要な量をコントロールできている状態です。色は透明で粘り気が少なく水っぽい鼻水です。
異常な鼻水とは、ポヤポタ垂れるほどの量、くしゃみを連発して何度も鼻水を飛ばす、黄色や緑色の粘り気のある鼻水などです。
正常に見える透明で水っぽい鼻水でも、ポタポタ垂れたり鼻がベチャベチャになるほど量が多いことが数日続く時は病気の初期症状の場合もありますので注意が必要です。
鼻水から考えられる病気
多く見られるものとして慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎、花粉症などがあります。
一見重篤な病気ではなくても、慢性化すると常に動物病院通いになりお薬の服用が必要になります。
また、部屋の空気がタバコの煙やホコリなどで汚れていたり、犬がくつろぐ敷物に雑菌が繁殖していたりするのも鼻炎の原因になります。
他にはウィルス感染による病気として風邪、ジステンパー、ケンネルコフ、コロナウィルスなど、発症から短期で死に至ることもある恐ろしい病気があります。
鼻水が異常かな?と感じた時の対処法
異常と思われる鼻水を白いティッシュで拭いて、そのティッシュを持って動物病院を受診するのが一番の対処です。鼻水の状態を写真や動画に撮るのもおすすめです。
獣医さんに的確に症状を伝えるための8つのチェック項目を挙げてみます。
・鼻水はどのくらいの量で何色ですか?
・呼吸が早かったり苦しそうにしていませんか?
・食欲はありますか?
・咳をしていませんか?
・鼻は詰まっていませんか?
・涙を流していませんか?
・熱が出ていませんか?
・下痢や嘔吐がみられますか?
鼻水の状態の写真や動画、鼻水を拭いた白いティッシュと、このチェック項目を伝えると獣医さんが診断しやすくなります。
日常生活の中で犬が数回続けてくしゃみをして鼻水を飛ばすことはよくありますが、原因の多くはタバコの煙やホコリや雑菌なので、部屋の空気を入れ替えたり掃除をしてホコリを除去したり、犬の敷物を洗濯してあげると治まります。
くしゃみが数回で止まらない場合や掃除などをしても改善せず数日続く場合は病院で診てもらいましょう。
鼻が乾いて乾燥している場合は?
若くて健康な犬は眠っている時に鼻水の分泌が少量になり鼻が乾燥気味になりますが、起きて活動を始めると鼻水の分泌量が増えて元の湿った状態に戻ります。
しかし常時鼻が乾燥している場合は、発熱など何らかの体調不良が考えられますので病院で診てもらいましょう。
老犬は特に病気ではなくても加齢によって鼻水の分泌が少なくなり嗅覚も衰え、鼻の表面も硬くなり角質化していきます。
高齢になり体の自由がきかなくなるとホコリや食べかすなどで鼻づまりになることがあります。
ぬるま湯を浸しためん棒で鼻の穴を塞いでいるゴミをふやかしてから耳かきなどで優しく取り除いてあげましょう。
鼻の表面が乾燥で角質化してポロポロと剥がれてきますので、一日一回程度オリーブオイルを少量塗ってあげると潤いをキープできます。
まとめ
健康な犬は鼻が濡れているのが普通なので鼻水は一見してたいした事ではないように見えますが、中には重篤な病気が潜んでいる可能性があります。
日頃から普段の鼻水の量や色、犬の状態などをよく観察して、少しでも異常を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。
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