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プードルは毛が抜けないって本当?知っておきたい被毛の仕組み

抜け毛に困らない?飼いやすいプードルのお手入れ方法とは

プードルなら毛が抜けない、家族にアレルギーがあっても大丈夫、毎日の掃除も簡単という話題を耳にすることもあるでしょう。
犬と言えば抜け毛の悩みが付き物ですが、プードルは抜け毛とは無縁なのでしょうか?
プードルの被毛の仕組みを正しく理解すると、これからはもっと健康管理、お手入れがスムーズになります。

被毛は抜けないのではなく、サイクルが長いだけ

実はプードルも他犬種同様に抜け毛があります。
一定のサイクルで被毛が抜け落ち、新しい被毛が生えてきています。

でも一緒に暮らしていても、抱き上げた時に抜け毛が洋服につく、寝具やカーペットに抜け毛が付くという事がないので、あまり実感することもないでしょう。

実はプードルと他犬との大きな違いに被毛が抜け変わるサイクルの長さがあります。
プードルの被毛が抜け変わるサイクルは数年単位と大変長く、人間以上だとも言われるほどです。
他犬の場合、数か月、春と秋という短いサイクルで抜け変わるので抜け毛が多いと感じます。

プードルの被毛はあえて切らずに伸ばし続ければ床につくほどまでにどこまでも伸び続けることからもいかにサイクルが長いかが理解出来るでしょう。
同じように抜け変わりのサイクルが長い犬種はシュナウザーやシーズー、ヨークシャーテリアなどで皆、定期的なカットを必要とするタイプの犬種です。

被毛のお手入れ次第で変わる皮膚の健康状態

プードルの被毛はその外見のイメージの通りで、触ると驚くほどに柔らかい感触をしています。
この被毛は濡れた状態では強い巻き毛状です。

そのため日々の生活で湿気を帯びたり、雨にぬれたりということがあると被毛同士が絡まり、すぐに毛玉状になってしまいます。
毛玉状になった被毛はさらに周囲の被毛と絡まりあい、気が付けばフェルト状につながってしまいます。

このような状態になった被毛は皮膚を覆ってしまい、皮膚表面の通気性を悪化させ、雑菌繁殖や新陳代謝の低下なども招きます。

ただプードル自身はまるで気にする素振りを見せることもなく、生活をするので、中には多少の毛玉ならと軽視してしまうこともあるでしょう。
プードルの皮膚は本来良好な通気性が保たれることを前提に出来ています。
水辺の猟犬として暮らすことを前提として作られているからです。
被毛が本来あるべき状態にないと様々なトラブルが起こるので、日ごろからこまめなブラッシングを習慣化し、毛玉予防に努めてあげましょう。

速乾性があるものの、ブラシは必須

自宅でシャンプーをする場合は、必ず洗い上がり後のドライヤーを完璧に仕上げましょう。
決して生乾きや自然乾燥で終えてはいけません。
プードルは元は水辺の狩猟で活躍していたこともあり、被毛は速乾性があり、すぐに乾きます。

ただ塗れた状態の被毛はとても絡まりやすい毛質です。自然乾燥で終えてしまうと気が付けば被毛同士が絡まり、ブラシでほどくにも一苦労です。
もちろん愛犬自身も被毛が絡まり皮膚がひきつることで不快感を覚え、強く掻いたり、噛んだりを繰り返すでしょう。

プードルにドライヤーをかける時は片手にブラシを持ち、被毛をまっすぐに伸ばす要領で行います。
愛犬がドライヤーを嫌がり、なかなか手間がかかるという場合は、秋冬でも短めなヘアスタイルに仕上げておくとよいでしょう。

ただプードルの被毛は一層構造で毛量も多くないので、短めなヘアスタイルにする場合は寒さ対策用に洋服を用意してあげましょう。
特に暖かい部屋から寒い屋外へ散歩に連れ出す際は、気温差で風邪をひいてしまうこともあるので、防寒用の洋服があると安心です。
高齢の犬、子犬には特にこのような点を注意してあげましょう。

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この記事を書いた人

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